『ウッドナビ』は、インターネット上のクラウドシステムを用いて、木材に係る広い業種の皆様が繋がることができるシステムです。事業者同士が繋がることで新しいコミュニケーションが生まれて、早い段階での川下の実態需要情報、川上の木材流通・原木やプレカットの情報、在庫情報等の共有を可能にします。『ウッドナビ』は、それらの情報共有による効率化、供給の安定化、そして木材業界全体の活性化を目的としています。
『ウッドナビ』は3つの機能をワンストップで提供します。
各事業者様毎の目的に合わせて利用いただき、木材の安定供給・適正利用、コミュニケーションの効率化を実現します。
木造案件の情報をシステム上で早期に業者間共有。
安定供給と木材の適正利用化を支援します。
『ウッドECI ※1』は、川上〜川下の複数業者で木造案件を一棟毎に管理できるシステムです。案件の基本情報の表示、案件の進捗状況管理板、図面等のデータのやり取り用データボックス、チャット機能、会議打診機能等を搭載し、システム上でコミュニケーションを取ることが可能です。当システムで“木造版ECI”を実現します。
在庫管理と受発注をシステム上で行い、SCMの構築を支援します。
『ウッドView』は、取引先と取り決めた在庫の情報をシステム上で管理し、発注データを作成する方式での受発注も行います。(物件用の邸別発注等もこちらから行えます。)減った分を明確にし、必要分を発注する引き取り方式(カンバン方式)を可能としており、在庫の平準化を支援します。また、一つのシステムの中で、材毎に個別番号で管理することで、入庫と出庫が完全にひも付き、トレーサビリティ管理も行えます。更に、将来の需要(消費量)を予測する機能も搭載しており、持つべき在庫量を判断する意思決定支援も行います。(※利用には提供データの要件がございます。詳しくはお問い合わせください。)
「急に足りなくなった、沢山持ってるから売りたい」そんなやりとりの効率化を支援します。
『ウッドQue(キュー)』は、従来電話やFAXで行われている、同業他社への不足材の問い合わせや、過剰在庫の販売案内をシステム上で行うことが出来ます。都度連絡する手間や、見逃し・行き違い等を無くし、効率化と在庫の平準化を支援します。探している物や、売りたい物の写真や樹種等の情報を登録し各社に通知をすることが出来て、商品情報画面で取引先毎に個別にチャットを行えるので質問や商談も可能です。『ウッドQue』に探し物を投稿しておけば誰かが見てくれるかもしれない、売りたい物を投稿しておけば誰かが必要としてくれるかもしれません。
※1 “ECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)方式”とは、設計段階から施工者が参画し技術協力することで建設コストの縮減・工期短縮を目指す建築方式です。木造版では、企画・設計段階からプレカット業者や製材所等、所謂川上業者を決定・関与することで建築・流通情報を共有し、木材安定調達や適正利用を目指す事を指します。
※2 木材流通、森林・原木事業者様に関しては、今後実装予定です。
※3 木材の在庫を原則持たないと想定される業者様に関しては、関連業者様のSCMが安定することで、効果が出るものになります。
わたしたちは、木材安定調達の阻害要因が、川上から川下の事業者間の情報の分断
にあると捉え、情報共有プラットフォームをスタートしました。